結婚式にゲストを招待するのに欠かせない招待状を、Web上で作れるサービス「Web招待状」。紙の招待状は準備に時間や手間、費用がかかり少し大変です。一方で、Web招待状はパソコンやスマホで簡単に作成・送信できます。
今回は、忙しい2人をラクにしてくれる、Web招待状を無料で作成できるサービスを比較しながらご紹介します。これから結婚式を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
「Web招待状」とは、パソコンやスマホなどを使い結婚式や二次会の招待状を出したり、出欠の管理を行えたりするサービスのこと。招待状の作成が、簡単かつ無料でできるサービスが多く展開されています。
作り方は専用サービスのホームページなどから、フォームに則って必要事項を入力。専用ページを作成したらページのURLをLINEやSNSなどで送信して、ゲストに回答してもらうのみです。
また、ゲストが事前にご祝儀や会費を支払える「オンラインご祝儀」に対応しているサービスも。事業者によって、さまざまな便利機能が用意されています。
使いやすさとオシャレ度の高さが魅力の、無料Web招待状サービス「Weddingday」。Web招待状サービスのなかで、利用者数が5年連続No.1の調査結果が出ています。
Web招待状の作成から出欠管理まで全ての機能が無料。また、ご祝儀や会費をクレジット払いにできる「事前クレジット決済」機能も用意されています。
Web招待状のなかに、アニメーションで最大20枚までの画像を挿入できるのがポイント。また、1アカウントにつきWeb招待状を5個まで作成可能で、ゲストごとに送り分けすることもできます。
パーティーの参加者のご祝儀・会費をクレジットカードで事前に集められるため、当日の受付もスムーズ。ほかにも、結婚式までの日数をInstagramなどのSNSにシェアできる「カウントダウンフォト」も無料で作成できるなど、機能が充実しているおすすめのサービスです。
ビルーチェは、Web招待状のデザインが70種類と豊富なのが特徴の無料サービス。管理画面からご祝儀制か会費制かを選択したら、テンプレートに沿って作成するだけです。
招待状を送付する方法は、URL・LINE・Facebookに加え、QRコードにも対応しています。
クレジットカードでの事前決済も利用可能ですが、手数料が5%と高めな点には注意が必要。手数料は新郎新婦側で負担するか、ゲストに負担してもらうかを選択できます。
楽々!WEB招待状も事前決済以外は、無料で利用できるWeb招待状サービスです。デザインが100種類以上と豊富なのが特徴。Web招待状には写真のみ貼り付けでき、動画アップロードはできません。お気に入りの写真は、10枚まで挿入可能です。
AIプランナーによる文字チェック機能なども使えるのがポイント。ほかにも、ゲストからのお祝いメッセージを写真付きで集められる機能もあります。
二次会用ドレスの無料レンタル、LINEアカウントでのログイン機能など独自のサービスが多いのも魅力。二次会向けサービスが豊富なため、二次会でWeb招待状を利用したいカップルに向いています。
シンプルな管理画面で使いやすいWeb招待状サービス。「やさしく使いやすいWEB招待状」というコンセプトで作られているのが魅力です。
テンプレートはシンプル・エレガント・ナチュラルなど、ジャンルからテンプレートを選択可能。個性的なテンプレートが多めに用意されているのがポイントです。
メンバー管理・Googleマップ連携・QRコード作成など機能面も充実。補足資料のアップデート機能やテンプレートの例文、アンケート機能などあると便利な機能も使えるのが魅力です。
クルカはペーパーアイテムのプロがプロデュースした、無料のWeb招待状サービスです。デザインは8種類。5分ほどで簡単に作成できるのがポイントです。
機能はWeb招待状作成・出欠管理・祝儀と会費の支払い登録などとシンプル。「コロナが収束するまで」として、集金管理以外のライセンス料が無料で利用できます。
会費は事前決済が可能。クレジットカードだけでなく、専用口座への振り込みも選べます。
猫の招待状は結婚式の二次会・1.5次会のWeb招待状作成サービス。無料のWeb招待状作成のほかは、ゲストの出欠一覧のダウンロード、5つまでのWeb招待状作成など、基本機能が使えるシンプルなサービスです。
招待状のデザインは約15種類。クレジットカードの事前決済には対応していません。また、結婚式の二次会や1.5次会の出張撮影の有料サービスもあります。
ニックネーム・パスワード・都道府県の入力のみでアカウント登録ができる無料Web招待状サービス。シンプルなデザインで、さまざまな組み合わせのなかから選べます。メイン画像は自分たちで撮影した画像に設定することも可能です。
「お付き合いの管理」機能があり、結婚などお祝いの際にゲストからいただいた、お金だけでなくお祝いの品の管理ができるのが特徴。名前やいただき物の内容を保存しておき、お返しがどの程度完了したかチェックできます。
席次表や席札など、結婚式アイテムを販売する通販サイト「ピアリー」の無料Web招待状サービス「Web-JO」。2023年1月にリニューアルされました。トレンドを捉えた、120種類以上のデザインから選べるのが特徴です。
ピアリーのサイトでダウンロードできる席次表などのペーパーアイテムとおそろいのデザインにすることも可能。回答内容をそのまま席次表や席札に反映できるため、準備が楽になります。
デザインや送付数は無制限のため、友人・上司・親族など人によってデザインや文面の送り分けをすることも可能。また、追加のシステム利用料と振り込み手数料を払うことでオンラインご祝儀も利用できます。
2023年3月にリリースされた結婚式の準備サービスサイト。Web招待状のほか、Web結婚報告状やオンラインご祝儀などのサービスがあります。
オンラインでご祝儀や会費をいただいたゲストへ引き出物を贈るサービスも、ご祝儀や会費と相殺することで利用できるのが特徴です。
豊富なデザインのなかからテンプレートを選択肢、好きな画像や動画を挿入可能。出欠回答からゲストのリストをダウンロードできたり、LINEなどのSNSで送れたりと基本的な機能が使えるサービスです。
DEARはグッドデザイン賞を受賞するほど、デザイン性の高いWeb招待状を選べるサービスです。120種類以上のデザインから選択でき、イタリアのデザインコンペティションでA’Design Awardも受賞しています。
無料版もありますがあくまでお試し。ゲスト登録は3人まで、招待状の公開などとできることは限定的です。有料プランを利用することで、充実した機能が使えるようになります。
9,800円の招待状プランを使えば招待状が使い放題。14,800円の招待状・お礼状プランなら、お礼状を作成できるのも特徴です。受付時はQRコードでスマートに受付ができ、ゲスト側の記帳が不要になるメリットもあります。
Web招待状は、サービスによってデザインの雰囲気も種類もさまざま。自分たちが好きなデザインがあるかで選ぶのがおすすめです。
なかには、アニメーションでより華やかな演出ができたり、自分たちの好きな画像が何枚も入れられたりするサービスもあります。
ご祝儀や会費を、ゲストが事前にクレジットカードで支払える機能があるかどうかもチェックしましょう。
クレジットカードで事前決済することで、結婚式当日の受付がスムーズにでき、ゲストもご祝儀袋や新札を用意する必要がないため、喜ばれやすい機能です。
Web招待状は新郎新婦が使いやすく、必要なサービスが揃っているかどうかが重要。そのため、どんな機能が使えるのかもチェックしましょう。
たとえば、結婚式当日に出欠をエクセルなどでデータ抽出できる機能があれば、ゲストの出欠管理に便利です。
ほかにも、サービスによっては
・紙の招待状を送る前の住所集め
・ゲストごとの招待状送り分け機能
・Googleマップ連携
・ゲストへの質問事項のカスタマイズ
・SNS用カウントダウンフォトの作成
など、便利な機能もあります。どんな機能が使えるのかもチェックしてみてください。
数分で簡単に招待状を作成できるのがWeb招待状のよいところ。専用サービスのサイトやアプリに自分のメールアドレスを登録し、その後は案内に従って作成するだけでOKです。作成後は招待状を送る人に送信するのみ。
また、サービス内容によっても異なりますが、多くのWeb招待状サービスが無料で使えるプランを用意しています。
紙の招待状と比べるとコストがかからないため、結婚式や二次会の出費を抑えたいという方にも人気があります。
Web招待状は、LINEやSNSなどを使い、ゲストにURLを送信するだけで招待状を送ることができます。住所を知らない方でも招待状を送れるため、ひとりひとりに住所を聞いたり確認したりする手間は不要です。
また、宛名の印刷などもいらないため、紙の招待状と比べると準備の時間が少ないところもWeb招待状のメリット。結婚式の準備で忙しい日々をサポートしてくれます。
Web招待状は紙の招待状と比べ、デザインがオシャレでカラフルな色使いのものがたくさんあります。
豊富なデザインが揃っているので、パーティーのスタイルに合ったデザインに出会えるのも魅力。また、事前に用意されたデザイン以外にも、2人の写真を入れられるサービスがほとんどです。
Web招待状では、ゲストの出欠管理がラクにできるのも大きなメリットです。出席するゲスト一覧をエクセルなどでダウンロードできるので、出席者名簿もすぐに作成できます。
紙の招待状のように書き起こしたり、パソコンで打ち直したりする必要もありません。
Web招待状では、結婚式や二次会、1.5次会の招待状作成が、スマホやパソコンなどでできるのが1番のポイントです。
専用サービスを使えば、入力フォームに沿って必要事項を埋めるだけなので、難しいことは何もありません。また、出欠一覧表もサービスによってはダウンロードでき、受付時に便利。手入力したり印刷したりする手間も省けます。
多くのWeb招待状にはご祝儀・会費を事前に集金できる、「クレジットカード事前決済」機能があります。約4~5%ほどの手数料のみで利用できるサービスです。
ゲストの参加費を事前に集められるため、出費の多い結婚式には助かります。また、当日の受付がスムーズに行くこともメリット。出費が気になるけれど、できるだけ多くのゲストを呼びたいという方などにおすすめです。
ゲストのことを考慮したうえでも、Web招待状を利用するのがおすすめ。ゲストがWeb招待状を受け取るメリットとして大きいのが、紙の招待状を返信する手間が省けることです。
結婚式の招待状を受け取った際に、ハガキの書き方やマナーなどを調べて記入する、ポストに投函しに行くなど思いのほか手間がかかり、大変な思いをしたことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、Web招待状の場合は決められたフォームに必要事項を入力するだけ。ハガキのマナーを気にしたり、ポストに投函したりする必要もなくなります。
紙の招待状を受け取ると、日時や会場の場所などを覚えておくために招待状を保管し、当日も持っていく必要があります。
一方で、Web招待状の場合はURLを踏めば何度でも招待状を確認できるのもメリットです。スマホなどから手軽に日時や会場地図などを確認可能。そのままマップアプリなどで道順なども確認できるため、ゲストが道に迷う心配も少なくなります。
Web招待状では、結婚式のご祝儀や会費がWeb上で集められます。クレジットカード払いを選択したゲストは、ご祝儀袋や新札を用意する手間を省けるというメリットもあります。
また、当日ご祝儀を渡す必要もないため、受付もスムーズ。出欠連絡と会費の支払いが同時にできて効率的です。
Web招待状は無料で使えるものがほとんどのため、紙の招待状にかかる費用を考えるとかなりリーズナブル。
紙の招待状費用例:
「招待状本体の代金(600円)」+「筆耕料(150円)」+「切手代(82円)」+「返信用切手代(62円)」=894円
894円×参加人数70人=62,580円
招待状だけで数万円かかることもあるため、結婚式の費用をできるだけ抑えたいカップルに向いています。
Web招待状のメリットは住所を知らない相手にも、簡単・無料でオシャレな招待状を送れることです。そのため、友人や先輩後輩、会社の同僚など、大人数を呼ぶパーティーでは特に大活躍します。
「頻繁に連絡を取っているわけではないけど、1.5次会や二次会はできるだけ多くの人を呼んで感謝を伝えたい」という方は、Web招待状がおすすめです。
簡単で便利なWeb招待状。10分もあれば簡単に招待状が作成できるのはもちろん、紙の招待状と比べて切手を貼ったり郵送したりする手間を省けるので、仕事や家事などで忙しいカップルにおすすめです。
細かい作業は時間もかかるうえ、ときにはどちらがやるやらないでケンカになることも…。Web招待状があれば、招待状の準備をめぐるケンカも防げるはず。忙しいカップルは、ぜひチェックしてみてください。
オンラインご祝儀以外の基本機能が、すべて無料で使えるサービスが多いWeb招待状。一部のデザインが有料だったり、招待人数によっては課金が必要だったりしない限りは、完全無料です。
無料で使えるワケは、広告収入や結婚式場と提携しているなど、サービス事業者によってさまざまな事情があります。もちろん、広告に載っているサービスや提携の結婚式場の利用は任意のため、Web招待状は無料で利用することが可能です。
Web招待状も結婚式の正式な招待状であることは間違いなく、基本的に失礼にはあたりません。しかし、年配の方やあまりスマホやパソコンを使わない方など、失礼に感じてしまう方がいる場合もあります。
そのため、年配者や上司には紙の招待状、友人にはWeb招待状といった具合に使い分けするのもよいでしょう。また、Web招待状をSNSやメールなどで送る際にも、失礼だと思われないような配慮が必要。いきなりURLだけを送信するのではなく、メッセージを添えましょう。
参考:Web招待状は失礼?メリット・デメリットや送り方を解説
Web招待状をSNSやメールなどで送る際は、結婚式を開催する旨や出欠をURLから回答してほしい旨、回答期限などのメッセージを丁寧に添えましょう。
あまりWeb招待状になじみがない方にも「正式な招待状である」ということを理解してもらうことが大切。誤字脱字、忌み言葉など結婚式では避けるべき言い回し、URLの間違いなどには十分注意し、よく確認してから送りましょう。
Web招待状を送る際に添える、具体的な例文についてはこちら。
参考:結婚式のWeb招待状を送るときに添えるメッセージ例文。関係性別でご紹介
Web招待状はデザインソフトなどで1から自作することも可能。しかし、入力フォームを作ったり、出欠をエクセルなどに入力して管理したりといった手間がかかります。
また、URLで自作のWeb招待状を共有するには、Web上で専用ページを作る必要があります。ただし、Webページを作るにはそれなりの知識やスキルが必要。サーバーの契約やドメインの取得、実装など費用も手間もかかります。
そのため、手軽に無料で利用できるWeb招待状サービスがおすすめ。おしゃれで豊富なデザインのテンプレートを選び、必要事項を入力するだけで簡単にページが作成できます。参加者名簿なども一括でダウンロードするだけです。
結婚式の準備は大変で時間がかかるもの。Web招待状は無料で簡単に作れるため、手間がかからないだけでなく、精神面・金銭面もラクにしてくれます。
また、無料でオシャレなデザインのサービスも多いので、絶対満足できるはず。ぜひ、チェックしてみてください。