結婚式のWeb招待状を作成したら、ページのURLを添えてSNSやメールなどでメッセージを送ります。しかし、どんなメッセージを添えたらよいか、悩む方もいるのではないでしょうか。
メッセージは、正式な結婚式の招待状であることを伝え、相手との関係性に合わせて丁寧に送ることが大切。今回は、Web招待状を送るときに添えるメッセージのポイントや注意点を解説します。関係性別のほか、受付や祝辞などをお願いする場合の役割別にメッセージの例文をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめのWeb招待状サービスについて詳しく知りたい方はこちら。
専用サービスを使い、オンライン上で招待状を作成できるのが「Web招待状」です。ページを作成すると、自動的にURLが発行されます。作成したページのURLやQRコードをゲストへ共有し、アクセスしてもらうことで中身を確認することが可能です。
Web招待状を送る方法は、基本的にオンライン。LINEやメール、Instagramなどゲストと日頃連絡を取っている方法で、メッセージにURLを貼り付けて共有しましょう。サービスによってはゲストへ共有するための機能があり、メッセージテンプレートも用意されています。
ただし、LINEを使う場合は極力グループではなく、個別で招待しましょう。複数人が参加しているグループだと、自分が招待されているのか分からない場合があるかもしれません。関係性を考慮して個別でメッセージを送り、ゲスト全員に「あなたを結婚式にご招待します」という旨を伝える必要があります。
Web招待状を送る際にメッセージも添えず、いきなりURLだけを送るのは失礼です。ゲストは何をしたらよいのか分からず、見過ごしてしまう場合もあります。
Web招待状はLINEやメールで手軽に送れるものの、紙の招待状と扱いは同等です。相手との関係性も踏まえたうえで、丁寧なメッセージをURLに添えて送りましょう。
結婚式を挙げるので来て欲しい旨や、URLから出欠を回答してほしい旨、いつまでに回答すればよいのかなど、簡潔にまとめるとより丁寧です。
また、連名で招待する場合や子供連れ、駐車場利用など、Web招待状のテンプレートにない注意事項などがある場合は個別にメッセージを送りましょう。
Web招待状は専用サービスを使えば、簡単に作成できます。ページを作成したら、発行されたURLにメッセージを添えて、ゲストに共有する必要があります。送る方法はLINEやメールが主流です。
Web招待状は正式な招待状のため、メッセージを送る際にはいくつか押さえておきたいポイントがあります。
・正式な招待状であることを伝える
・相手に合わせて丁寧なメッセージを添える
・句読点や忌み言葉を避ける
・誤字脱字やURLの間違いなどには注意する
・感染症などを気にするゲストへ配慮のメッセージを添える
Web招待状は、紙の招待状と比べてカジュアルに感じられるため、結婚式もカジュアルなのかと捉えてしまうゲストが、なかにはいるかもしれません。また、まだWeb招待状になじみがなく、普通のメッセージだと見過ごされてしまう場合もあります。
そのため、メッセージを送る際は、「このURLからアクセスしたページが正式な招待であること」を分かりやすく伝えましょう。
Web招待状で出欠が登録できるので郵送はしないことや、ドレスコードなどをメッセージに添えると、ゲストも「Web招待状が正式な招待状」だと理解しやすくなります。
Web招待状といえど、結婚式という大事な場に招待する正式なもの。LINEやメールだと気軽に送れる分、少しくだけ過ぎてしまいがちです。紙の招待状と同じように、目上の方はもちろん、親しい相手に対しても丁寧な言葉遣いのメッセージを添えることを心がけましょう。
また、Web招待状サービスで用意されている例文や、メッセージテンプレートを使っても構いませんが、相手1人1人に合わせたメッセージを送るのがベターです。
招待状に添えるメッセージのマナーとして、結婚式という慶事に使うには、ふさわしくない言葉があるので覚えておきましょう。
大きく分けて3種類避けるべき言葉があり、1つ目が「終わり」や「区切り」を意味する句読点。2つ目は「去る」「終わる」のような別れなどを連想させる忌み言葉。3つ目は「たびたび」「さまざま」など再婚を連想させる重ね言葉です。Web招待状も紙の招待状と同じく、使わないようにするのが無難です。
Web招待状のメッセージの内容が丁寧でも、誤字脱字があったり、URLが間違っていたり、必要な内容が書かれていなかったりすると台無しです。また、修正したメッセージをゲスト全員に送り直す手間も発生します。
SNSやメールで手軽に遅れるため見落としがち。メッセージを送る前に、誤字脱字がないか、URLにはしっかりアクセスできるか、Web招待状自体の中身には不備がないかなど最終チェックをしましょう。
コロナやインフルエンザなど、感染症が流行っているときに式を挙げる場合は、ゲストが不安にならないよう、Web招待状を送る際に配慮のメッセージを入れるのがベターです。
会場の感染対策や広さ、密にならないかなどを気にする方も多いもの。そのため、メッセージに式場で感染対策(消毒用アルコールの設置、席の間隔、換気など)を行っている旨や、感染対策をしてほしい旨(マスク着用必須)などを盛り込むと、ゲストにも安心してもらえます。
Web招待状自体に記入し、さらに送る際のメッセージにも盛り込むとより丁寧です。
Web招待状にメッセージを添えて送る際は、関係性別で内容を変えるのがおすすめです。そこで、親族、友人や同僚、目上の相手と、関係性別にメッセージの例文をご紹介します。
以下を参考に、相手との関係性を踏まえて素敵な文章を考えてみてください。
親族にもほかのゲストと同様にWeb招待状を送る必要があります。親族だからといって、結婚式の招待を口約束で終わらせるのは避け、丁寧なメッセージを送りましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
謹啓 ○○の候
皆様におかれましてはご清祥のこととお慶び申し上げます
このたび私たち○○と○○は結婚式を挙げることになりました
つきましては親しい皆様のお力添えを賜りたく 挙式を行いたいと存じます
当日は平服でお越しください
詳細は以下のURLよりアクセスできるWeb招待状をご確認ください
(URL)
ご多忙中のところ恐れ入りますが
ぜひご出席くださいますようご案内申し上げます
こちらが正式な招待ですので お手数ながらご都合のほどを○月○日までに
出欠をご入力いただきますようお願い申し上げます
謹白
ーーーーーーーーーーーーーーーー
次に、口頭で結婚式の招待を済ませており、出席を快諾してもらっている場合のメッセージ例文をご紹介します。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
皆様におかれましてはご清祥のこととお慶び申し上げます
かねてよりお知らせさせていただいておりましたが
このたび私たちは結婚式を挙げることになりました
日時や会場などの詳細は 以下のURLよりアクセスできるWeb招待状よりご確認ください
(URL)
ご多忙中のところ恐れ入りますが
ぜひご出席くださいますようご案内申し上げます
ーーーーーーーーーーーーーーーー
気心が知れた友達や同僚宛のメッセージは、少しくだけた形でも構いません。ただし、「正式な招待状であること」「ドレスコード」などを添えて、正式な招待状だとしっかり認識してもらうように書きましょう。
関係性によって、もう少し砕けた形、もしくは形式張った形にしても構いません。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
このたび 私たち○○と○○は結婚式を挙げることになりました!
つきましては日ごろ仲良くしてもらっている○○ちゃん(さん・くん)をお招きして挙式を行いたいと思います
詳細は以下のURLのWeb招待状でご確認ください
(URL)
こちらが正式な招待状なので ○月○日までに出欠・欠席のご返信をお願いします
当日はドレスアップしてお越しください
お会いできるのを楽しみにしています!
ーーーーーーーーーーーーーーーー
まずは、上司や恩師などお世話になっている方にあてて、結婚報告とWeb招待状の送付を兼ねる場合のメッセージ例文をご紹介します。
会社や仕事関係の方にWeb招待状のメッセージを送る際には、結婚後も仕事を続けるのか退職するのかなど、今後の働き方についても触れましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
お忙しいところ 失礼いたします
私事で恐縮ですが この度このたび私たち○○と○○は結婚することになりました
つきましては日ごろお世話になっている皆様に
ご報告とご挨拶もかねて ○月○日「会場名」にて挙式を行いたいと存じます
当日はお気軽な平服でお越しください
詳細は以下のURLよりアクセスできるWeb招待状をご確認ください
(URL)
ご多忙中のところ恐れ入りますが
○○様にもぜひご列席いただければと存じます
こちらが正式な招待ですので お手数ながらご都合のほどを○月○日までに
ご入力いただきますようお願い申し上げます
今後も仕事と家庭を両立できるよう精進いたします
ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます
ーーーーーーーーーーーーーーーー
結婚式には受付・スピーチ・乾杯・余興など、何かしらの役割をお願いするゲストがいます。その場合は、事前にお願いできるかを尋ねて了承をもらったうえで、Web招待状にも別途メッセージを添えることが大切です。
紙の招待状の場合、特別な役割をお願いするゲストに対しては「付箋」と呼ばれるカードを同封して、集合時間や控室などを案内します。Web招待状でも同様に、役割をお願いする旨や集合時間、控室の利用案内などをメッセージに添えましょう。
これまでご紹介した例文に加えて、以下の例文を参考に付け足してみてください。友達や同僚など、親しい仲の場合は本文と同様に少しくだけた文章でも構いませんが、感謝の気持ちが伝わるようにしましょう。
誠に恐れいりますが 当日受付をお願いしたく
〇時〇分までにお越しくださいますよう
よろしくお願い申し上げます
誠に恐れ入りますが 当日披露宴にて乾杯のご発声を賜りたく存じます
よろしくお願い申し上げます
誠に恐れ入りますが 当日一言お言葉(ご祝辞)を賜りますよう
よろしくお願い申し上げます
誠に恐れ入りますが 当日披露宴にて余興を賜りたく
よろしくお願い申し上げます
なおご準備は 控え室をご利用ください
Web招待状は、メッセージを添えてURLを送るだけでゲストを結婚式に招待できる便利なサービスです。
メールやLINEで手軽に送れるものの、結婚式という大事な行事にゲストをお招きする紙の招待状と同じように扱うため、丁寧なメッセージを添える必要があります。ゲストとの関係性ごとに文面を考えて、気持ちよく結婚式に列席してもらえるようにしましょう。