パートナーと結婚することになったけれど、友達への結婚報告はいつ、どこまで丁寧に報告すればよいのか、口頭やLINEなどで軽く報告するだけでも大丈夫なのかなど、迷う方も多いのではないでしょうか。
親しい友達への結婚報告ほど、おろそかにしてはいけない重要な工程。今回は、友達に結婚報告をする際のタイミングや文例などをご紹介。また、結婚式をしない場合にも、報告をする必要があるのかもあわせて解説します。
結婚報告とは、婚約をした後に結婚する旨を周りの人たちに報告することです。入籍や結婚式のことを「結婚報告」という場合もあります。
結婚というイベントはプライベートなことですが、親族はもちろん、職場などの仕事関係の人たちにも影響を与えるイベントです。
よって、基本的にまずは、両家の親や親族、次に職場の上司や取引先など、最後に同僚や友人の順番で直接報告するのがマナー。ただ、コロナ渦などの事情で直接会うのが難しい場合などは、LINEや電話などで報告するカップルも増えています。
どの方法で報告するにせよ、結婚報告は報告すべき人全員に、漏れなく行うようにしましょう。
友達に結婚報告をするタイミングはいつがよいのでしょうか?友達との関係性や、周囲との関係などによって適切なタイミングはさまざま。そこで、結婚報告のタイミングを4パターンご紹介します。
プロポーズを受けた直後に、友達にLINEや電話などで報告するというパターンです。
親しい友達や、パートナーのことを既に紹介している友達にはプロポーズを受けたらすぐにLINEなどで報告するのもよいでしょう。
ただし、まだ報告していない友達などのために、「まだ結婚することを周りには言わないで欲しい」という旨をお願いするなどの配慮も必要です。
また、同じグループなのに1人だけ報告を聞いていない、といったことが起こると、友達が疎外感を感じたり、仲間外れにされたと感じたりしてしまうこともあります。グループが一緒の友達には、できるだけ同じタイミングで伝えるなどの配慮をしましょう。
両家への挨拶が済んで、結婚の承諾が得られたタイミングで、友達に結婚報告をするカップルも多いようです。
仲のよい友達や同僚に話すのは問題ありませんが、同僚などの人伝いに上司に伝わってしまうと、先に報告がなかったことに関して怒られたり、関係が悪くなったりする可能性もあるので注意が必要。
友達や同僚よりも先に、職場や直属の上司に結婚報告をすることをおすすめします。
結婚式に出席してほしい友達の場合は、結婚式の日程が決まってから、結婚報告と同時に式の日程や場所も報告するパターンもあります。
メールやLINEなどで結婚式の招待状を送れる「Web招待状」などのサービスなどもあり、結婚報告の文章と、招待状を同時に送れるのがメリット。スムーズかつ効率的に報告できます。友達の負担はもちろん、自分たちの負担も減らせるタイミングです。
結婚式をしないカップルや、結婚式に友達を呼ばない場合には入籍後に報告する場合もあります。
苗字が変わるタイミングなので、報告をしていなかった友達にも報告するタイミングです。後から「いつの間にか苗字が変わっていた…」と友達との関係性が悪くなってしまうこともあります。
入籍するタイミングで結婚報告をすれば、報告していなかった友達に不快な思いをさせてしまうリスクを抑えられます。
結婚報告は、LINEやメールなどでも大丈夫。ただし、職場の上司や親戚など、目上の相手には直接、または手紙や電話で報告するのがおすすめです。
今回は友達に向けた結婚報告の文例をご紹介します。結婚報告の文章によっては、冷たいと思われたり、不快に感じたりする友達もいるかもしれません。そういった事態を避けるためにも、下の文例を参考にしてみてください。
結婚式に呼ぶ場合は、まず結婚が決まった旨と、相手の名前や関係性、苗字が変わることを分かりやすく伝えることが重要です。
結婚式の日時や場所が決まっている場合は、詳細を記載しましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
このたび、○月に結婚することになりました。
お相手は、かねてよりお付き合いしていた○○さん(という方)です。
結婚に伴い、苗字が「○○」に変わりますので、ご報告いたします。
結婚式は202×年△月△日に○○(会場名)にて挙げる予定なので、ぜひ○○さんにも出席していただけると嬉しいです。
詳細は、後日招待状をお送りします。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
結婚式に招待しない友達にも、結婚相手のことや苗字の変更のことを含めた報告をしましょう。
結婚式場や日時について記載する必要はありません。
二次会などを行う場合は、その旨も報告してください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【二次会も行わない場合】
このたび、○月に結婚することになりました。
お相手は、かねてよりお付き合いしていた○○さん(という方)です。
結婚に伴い、苗字が「○○」に変わりますので、ご報告いたします。
結婚式は身内のみで行う予定です。
後日、彼を紹介できる機会を作らせていただけると嬉しいです。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【二次会を行う場合】
このたび、○月に結婚することになりました。
お相手は、かねてよりお付き合いしていた○○さん(という方)です。
結婚に伴い、苗字が「○○」に変わりますので、ご報告いたします。
結婚式は親族のみで行う予定ですが、結婚式の後に二次会を開催する予定です。
日時は202×年△月△日に○○(会場名)なので、
ご都合が宜しければ、ぜひ○○さんにも出席していただけると嬉しいです。
詳細は、後日お送りします。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あくまで一例なので、友達との関係性を考慮しつつ、真心を込めて報告しましょう。
「会って直接報告するのが一般的」といえど、事情があって直接会って報告するのが難しい場合もあるでしょう。
LINEやメールなどで友達に結婚報告するのは、相手との関係性を考慮して行えばどちらでも構いません。現代の結婚報告の主流はLINEのようです。
なかにはSNSで報告するという方もいます。SNSで報告する場合も、周りの人への配慮を忘れないように投稿しましょう。
仲の良い友達同士で、グループラインで会話をする機会がある方も多いのではないでしょうか。
LINEで報告したい場合はグループ内の人数や関係性にもよりますが、グループラインを使うより、個別で連絡をした方が丁寧といえます。
自分が結婚報告をされる側の気持ちになって、友達が不快に思わないような方法で報告しましょう。
結婚式を挙げないカップルや、コロナ渦など、やむを得ない事情で結婚式ができないカップルもいるでしょう。
結婚式をしない場合の結婚報告も、結婚式を挙げる場合と同様、行う必要があります。また、結婚式を挙げないことにより周囲に結婚報告をする機会がないので、抜かりなく報告することが大切です。
入籍前の文例の前半は、結婚式を行う場合と同様、結婚する旨、結婚相手の簡単な紹介、苗字が変わる旨を報告します。
コロナなど、やむを得ない事情で結婚式ができない場合は、その旨を添えてもよいでしょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
このたび、○月に結婚することになりました。
お相手は、かねてよりお付き合いしていた○○さん(という方)です。
結婚に伴い、苗字が「○○」に変わりますので、ご報告いたします。
昨今の事情を鑑みて、結婚式や披露宴等は行わず、入籍のみといたしました。
後日、彼を紹介できる機会を作らせていただけると嬉しいです。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「親しき中にも礼儀あり」という言葉どおり、友達へ結婚報告をする際も、もちろんマナーや配慮が必要。結婚式を行うにせよ、行わないにせよ、友達との関係性や気持ちをよく考えることが大切です。
せっかくのおめでたい報告。親族・上司・同僚・友達など周りの人たち全員に気持ちよくお祝いしてもらうために、新郎新婦側でも十分な配慮をしつつ、結婚報告しましょう。