結婚式を控え、必ずやらなければいけないのが招待状の作成。自分たちで手作りしたいものの、やり方やマナーが分からず、どうしたらよいか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、結婚式の招待状を作成する方法をご紹介。手作りする場合の手順やマナー、招待状を作成するのにおすすめの「Web招待状」についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
紙の招待状を1からすべて自分で作る方法です。招待状の紙や封筒選び、文面の考案や印刷、宛名を書く作業、発送まで一連の流れを業者などに依頼せず、すべて自分たちで行います。
世界にひとつだけのデザインにこだわりたい方や、時間がかかってもよいという方におすすめの方法です。
また、費用を抑えるために手作りしようと思っている方は注意が必要。式場によっては持ち込み料が別途かかったり、よい紙を選ぶなど材料費がかかったりと、式場や業者に頼むより高くなってしまう場合もあります。
結婚式の招待状専用の作成キットを購入して、宛名書きなど一部を自分たちで作成する方法です。すべてを業者に任せるより手間はかかりますが、費用は安く済みます。
手作りキットは、封筒と招待状の表紙と中紙、返信用のはがきやシールなどの装飾品がセットになっているのが一般的。なかには、宛名の印刷もしてくれる印刷込みのタイプもあります。
業者に招待状作成を頼むと、原稿作成・住所入力・印刷と制作をすべてを任せられるため、手間が減らせるのがメリット。ただし、住所リストは作成する必要がある点には注意しましょう。
ただし、発注は数十枚単位など微調整ができないことが多かったり、費用が割高になったりといったデメリットもあります。価格は約250〜500円が目安ですが、選ぶデザインによって変動する業者がほとんどです。
また、到着までに時間がかかることもあるので、余裕を持って発注しておきましょう。また、印刷も頼む場合は完成品のサンプルをあらかじめ作ってもらうことをおすすめします。
最近では紙の招待状以外に、スマホで簡単に作成できる「Web招待状」もあります。Web招待状なら、ほとんどのサービスが無料で結婚式の招待状の作成・送付が可能です。
おしゃれなテンプレートも多く、約数分で簡単にオリジナルの招待状を作成できます。サイトでアカウントを作成したら、編集画面で指定のフォームに沿って必要事項を入力し、写真を挿入するのみです。
招待状のページが作成できたら、URLをメールやLINEでゲストに共有。ゲストもURLから出欠回答をするだけで、招待状に出欠を記入したり送り返したりといった手間を省けるなど、双方にメリットがあります。
なかにはオンラインのご祝儀払いのような、クレジットカードでご祝儀を払ってもらえるサービスを展開しているところも。さまざまな機能があるので、ぜひチェックしてみてください。
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Web招待状の無料作成サービス「Weddingday」。挙式や披露宴の招待のほか、1.5次会や二次会など、すべてのウェディングシーンで利用できます。
個人ユーザーも多いほか、さまざまな式場と提携しており、利用者数が多い人気のサービスです。
WeddingdayのWeb招待状の魅力は、アニメーション付きのおしゃれなデザインが豊富なこと。招待状内のアニメーション表示の画像は20枚まで挿入できます。
ひとつのアカウントでWeb招待状を5種類まで作成でき、友達や上司、親戚など送り分けをしたい方にもぴったり。ご祝儀・会費のオンライン受付機能も利用できます。
結婚式はさまざまなことに時間を取られます。招待状をひとつ作成して送るにしても、ゲストリスト作成、送付先の確認、デザインの決定など多くの準備が必要。招待状関連以外にも、会場の決定や会場とのやり取りなど、招待状以外での準備があります。
そういった点を考慮すると、結婚式の半年くらい前からゲストリストを作成し、4〜5ヶ月前くらいには各ゲストの住所を把握するのが理想。4ヶ月前には招待状のデザインを決定し、3ヶ月前には発送できるとスムーズです。
なかなかゲストが決まらないという場合も、デザインのリサーチをしておくのがおすすめ。できるだけ早く準備に取り掛かると心にも余裕が生まれるので、ぜひ念頭に置いてみてください。
結婚式の招待状を作成する際は「、」や「。」などの句読点は使わないのがマナー。区切りや終わりをイメージするためです。
また、「再び」などの重ね言葉は再婚をイメージするのでよくないとされています。そのほか「忙しい」などのマイナスな表現や、流行りの言葉など過剰な表現は避けるようにしましょう。
文字のカラーは黒が基本。文体は定型文や過去にもらった招待状を参考にするのがおすすめです。
結婚式の招待状を1から手作りする場合、紙は薄すぎるものを避けるべき。0.2mm以上あると無難です。ペラペラしているものを使うと無礼にあたることもあるので、気をつけましょう。
また、紙の材質もさまざまなものがあります。ペンや印刷機などのインク、デザインとの相性もあるので、まずは1枚試し買いしてみるのをおすすめします。
結婚式の招待状を作成する際に必要なものや同封するべきものは以下の通り。招待状は紙質や結婚式で目指したい雰囲気なども踏まえて選びましょう。
・招待状
・封筒
・封筒を閉じるためのシール
・招待状貼り付け用の切手
・返信用ハガキ(出欠の返信用)
・挙式案内(会場案内図)
・当日スケジュール
・付箋
・二次会案内
定形郵便物の場合25g以内なら84円、50g以内なら94円かかります。また、返信用ハガキには63円切手を貼るのを忘れないようにしましょう。
付箋とは、受付や祝辞、一部のゲストのみを挙式に案内するなど、何かお願いがあるゲストに対して送るメッセージのこと。個別に集合時間や「恐れ入りますがよろしくお願い申し上げます」といった内容を書きます。
まず、招待状を作成するにあたって、招待するゲストに目星をつけ、それぞれに住所を聞いておく必要があります。Excelなどでゲストのリストアップを、結婚式の半年前を目処に始めておきましょう。
結婚式の約4〜5ヶ月前には住所をゲストに確認し、作成に入ります。住所の確認が遅れると、招待状の作成が遅くなってしまい、結果的に返信ハガキの期限も短くなり、ゲストの迷惑となってしまうので注意しましょう。職場など手渡しできるゲストには手渡しでも構いません。
Web招待状を作成する場合は、LINEやメールアドレスなどの連絡先を持っていれば住所を聞く必要はありません。
一部を手作りする場合は招待状作成キットの準備、1から手作りする場合は招待状の紙や封筒など必要なものを用意しましょう。招待状の紙質は先ほど解説した通り、0.2mm以上と厚めのものを選ぶのが一般的です。
封筒は洋1サイズ、洋2サイズで、ふたが三角形の「ダイヤモンド貼」を選びましょう。色は白がメジャーですが、最近ではティファニーブルーやネイビーなども用いられています。
また、自宅で印刷する際は、検討している紙でしっかりプリントできるかどうか確認してから、人数分の紙を購入しましょう。
文面は1から招待状を作る場合、自分たちで考えることが必要。マナーなども考慮しながら作成しましょう。
1から手作りの場合は、招待状のデザインも自分で決める必要があります。招待状のデザインは、仲がよく好みが似ている友人だけを呼ぶ結婚式でない限り、万人受けするシンプルで明るいものにするのがベター。
親戚や上司、恩師など、年齢や価値観が異なるゲストのことを配慮して、招待状のデザインを決めるのもマナーです。
手作りのあたたかさやオリジナリティーも大切ですが、あまりにも手作り感を出しすぎないようにしましょう。そのうえで、挙式スタイルや結婚式のテーマに沿ったデザインにするのがおすすめです。
招待状の作成はパソコンを使うのが一般的です。また、印刷もすべて自分たちで行いたいものの、家庭にプリンターがないという場合は業者に依頼することになります。
宛名については印刷ではなく、手書きで丁寧に書き込むのがベター。結婚式のようなお祝い事には、毛筆や筆ペンが適しています。また、横書きよりも縦書きの方が格が高いとされているので、参考にしてみてください。
誤字脱字には細心の注意を払い、封をする前に入念に確認しましょう。同封するアイテムをすべて封入し、封をしたらあとはポストに投函するのみです。
結婚式の招待状を手作りにすれば、世界にひとつだけの招待状を贈れるうえ、あたたかさが伝わるのが魅力。しかし、作成にかかる費用も気になってきます。
結婚式を控えているカップルのなかには、結婚式場に招待状作成を頼むよりも、手作りの方がコストがかからないと考えている方もいます。
もちろん、式場で頼むよりも安く済むこともありますが、気をつけたいのは凝り過ぎないこと。紙質や装飾などにこだわると、式場に頼むよりも高くなってしまうので、予算を超えないように気をつけましょう。
安く済ませたい場合は、Web招待状を使うのがおすすめ。無料のサービスが多く、簡単に作成できます。
人生の晴れ舞台である結婚式だからこそ、招待状作成など細かい部分にも手は抜けないもの。マナーを守りつつ、自分たちだけのオリジナルの招待状が作れたら素敵です。
とはいえ、招待状を手作りすると手間や時間、お金もかかるので、時短や節約を意識するならWeb招待状もおすすめ。こだわりをもちながらも、辛くならないように時間に余裕を持って準備を進めてください。