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会費制結婚式とは?費用相場やメリット・デメリットを解説

2022.03.23
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ご祝儀ではなく、決められた会費をゲストに支払ってもらう「会費制結婚式」。一般的な結婚式より安く済ませられる、自分たちの好きなパーティースタイルで開催できるなどさまざまなメリットがあります。

今回は、会費制結婚式がどんなものなのかをご紹介。費用相場や流れについても解説するので、これから結婚式を予定している方はぜひ参考にしてみてください。

会費制結婚式とは?一般的な結婚式との違い

会費制結婚式とは?一般的な結婚式との違い

会費制結婚式(会費制披露宴・会費制パーティー)とは、ゲストから任意のご祝儀をいただくのではなく、自分たちで決めた会費を払ってもらう結婚式のことを指します。ゲストからいただく会費は、自己負担額や会場、内容によって変わり、1~2万円前後が相場です。

全国的にみると主流なのはご祝儀制ですが、北海道や青森、山形などの一部地域では、会費制結婚式が定番となっています。

コース料理で結婚式の披露宴のような格式ばったパーティーから、立食ビュッフェで二次会のような雰囲気のカジュアルなパーティーまで、新郎新婦の好きなパーティースタイルで開催できるのが特徴です。

会員制結婚式と一般的な結婚式の違い

会員制結婚式と一般的な結婚式の違い

一般的な結婚式は、ご祝儀制結婚式といわれているもの。主に、ホテルの会場などを利用し、コース料理などがでてくる格式ばったフォーマルな結婚式のことを指します。

また、会費制は新郎新婦側が金額を指定するのに対し、ご祝儀制はゲストが任意のご祝儀を、ご祝儀袋などに入れて渡すのも大きな違いです。

ゲストのご祝儀は結婚式の飲食代や会場代の一部、引き出物代などにゲストからのお祝いの気持ちを加えた金額を贈るのが一般的。相場は3~10万円と幅広く、ゲストと新郎新婦の関係性によって大きく変わります。

会費制結婚式を挙げるメリット

新郎新婦もゲストも費用を抑えられる

新郎新婦もゲストも費用を抑えられる

会費制結婚式の大きなメリットとして、新郎新婦・ゲスト両方が費用を抑えられる点にあります。会費制結婚式は、立食形式やビュッフェなど、カジュアルでゲストと近い雰囲気で行う場合が多いものです。

大きな披露宴会場を借りて行う、ご祝儀制の結婚式と違い、豪勢なコース料理や引き出物などを用意する手間も少ないため、費用を抑えて結婚式やパーティーが挙げられます。

また、3万円が一般的なご祝儀制に比べ、会費制結婚式なら平均的に1~2万円で済むため、ゲストにとってもお財布に嬉しいのがポイント。ご祝儀はいくら包めばよいか、ご祝儀袋はどうするかを悩んだり、新札を用意する手間を省けたりするなど数多くのメリットがあります。

結婚式にかかる費用を把握しやすい

結婚式にかかる費用を把握しやすい

ご祝儀制結婚式の場合、結婚式が終わってみないとご祝儀は全部でいくらもらったか分かりません。結果、自己負担額などお金の計算に困る場合もあります。

一方で、会費制結婚式の場合は、あらかじめゲストに支払ってもらう金額が決まっているため、結婚式の前から集まる金額が分かりやすいのもメリットです。結婚式の計画や自己負担金なども分かりやすくなります。

結婚式のスタイルが自由に決められる

結婚式のスタイルが自由に決められる

自己負担額やゲストから徴収する会費を変動させることで、結婚式のスタイルを自由自在に決められるのも会費制結婚式の大きなメリット。

たとえば、ご祝儀制にすると、ゲストから集める金額が多すぎる傾向にあるので、アットホームで小さなパーティーは行いにくくなります。

一方で、会費制結婚式の場合、アットホームでカジュアルなパーティーなら会費を安めに設定し、少しラグジュアリーで披露宴に近い豪勢な式を行いたいなら自己負担金や会費を少し高めに設定するなどアレンジが自在。自分たちの好きな結婚式のスタイルが叶います。

会費制結婚式を挙げるデメリット

会費制になじみのない方に説明が必要

会費制になじみのない方に説明が必要

年配の方や目上の方などで、会費制結婚式になじみのない方や、格式を重んじる方も多くいます。また、なかには別途結婚祝いやご祝儀を用意すべきか、迷う方もいるでしょう。

会費制結婚式になじみのない方に対しては、どんな結婚式なのか、なぜ会費制結婚式を選んだのかなどをしっかり説明することが必要。結婚祝いやご祝儀は必要ないことを説明したり、招待状に記載したりするなど配慮をしましょう。

会費を安くしすぎるとゲストに満足してもらえないことも

会費を安くしすぎるとゲストに満足してもらえないことも

費用を安く抑えられる会費制結婚式ですが、会費を抑えるためには、会場や料理にかける金額を下げる必要があります。

結果的に人数に対して会場が狭く感じたり、料理の質やボリュームに満足してもらえなかったりと、ゲストの満足度が下がってしまう場合もあるので注意が必要です。

会場や料理の質も考えて、自分たちの自己負担額か、ゲストの会費を上げたほうがよいパターンもあります。会場代や飲食代を節約するのではなく、ヘアメイク・写真・演出など、ゲストへのおもてなしではない部分以外での節約がおすすめです。

ただ費用を下げることだけを考えるのではなく、自己負担額はいくらまでなら出せるか、予算内でゲストにどうしたら満足してもらえるかもしっかり考えましょう。

会費制結婚式にかかる費用相場

会費制結婚式にかかる費用相場

自分たちで自在にアレンジが利くため、費用はピンキリの会費制結婚式。

たとえば、着席型でコース料理の豪華な結婚式にした場合、費用総額は約200万円前後、新郎新婦の自己負担額は約100万円です。

一方で、着席型ビュッフェ、カジュアルなパーティー会場で結婚式をする場合、費用総額は約120~150万円、自己負担額は約35~40万円が相場。

上記はあくまで目安で、パーティー会場の収容人数や料理によって大きく異なります。

ゲストの会費相場や決め方

ゲストの会費相場や決め方

会費制結婚式でゲストからもらう会費には、会場代とゲストの飲食代(プチギフトや引き出物を用意する場合はプチギフトや引き出物の代金)が含まれます。自分たちの自己負担額と会場代、飲食代がいくらかを考えて1人あたりの会費を計算しましょう。

会費制結婚式で人気のある、立食ビュッフェのカジュアルな結婚式なら1~1.5万円、着席ビュッフェやコース料理など豪華にしたい場合は1.5~2万円、着席のフルコースで、一般的な結婚式と同格にしたいなら2~3万円で設定する場合もあります。

新郎新婦の自己負担金

新郎新婦の自己負担金

会費制結婚式で、新郎新婦の自己負担金に含まれる項目は、招待状・会場・衣装・ヘアメイク・演出・写真などさまざまなモノがあります。

安く済ませたい場合は、ゲストへのおもてなし(会場代や飲食代)にかかる費用を節約するのではなく、招待状をWebで作ったり、ムービーや演出を手作りにしたり、費用を抑えたりするのがおすすめです。

会費制結婚式を挙げるにあたっての注意点

会費制結婚式でも招待状を送る

会費制結婚式でも招待状を送る

会費制結婚式やパーティーでも、通常の結婚式と同様、基本的に招待状は必要。ごく少人数で開催する場合や、親族のみの食事会のような場合は、送らなくても構いません。

紙の招待状を送る場合は、招待状や返信用はがき、慶事用の切手の準備をします。また、本状には結婚式に招待する旨や会場名・住所・差出人名・返信締め切りのほかに、会費や「ご祝儀を辞退する」という旨を記載しましょう。

また、縁起がよくない忌み言葉や句読点は使わない、宛名は筆ペンで記入するなどのマナーもあります。紙の招待状にかかる費用は、自分たちで作る場合から業者に依頼する場合まで幅があり、一通当たり約200~500円が平均相場です。

引き出物やプチギフトの有無は会費によって決める

引き出物やプチギフトの有無は会費によって決める

ご祝儀制結婚式では、通常用意することが多い「引き出物」。一方で、会費制結婚式やパーティーなどの場合は、会費を抑える代わりに引き出物を用意しない選択もあります。

一方で、結婚式に来てくれた感謝の気持ちとして、プチギフトを用意するカップルも。会費を高く設定する場合は、一般的な結婚式と同じように引き出物を用意する新郎新婦が多数です。引き出物やプチギフトを用意するかは、会費や自己負担額から検討しましょう。

遠方のゲストには宿泊代やお車代も配慮する

遠方のゲストには宿泊代やお車代も配慮する

遠方に住んでいるゲストを結婚式に招待する場合もあるでしょう。たとえば、遠方からきて宿泊まで伴うゲストには、気遣いとして「お車代」を渡す場合もあります。

必ずしも渡さなければならないわけではありませんが、相手の交通費や、自分たちの自己負担額も考慮しながら、お車代を渡すかどうかを決めましょう。

会費制結婚式をさらに安くするポイント

立食パーティー会場を選ぶ

立食パーティー会場を選ぶ

数あるパーティー形式の中でも、安く済ませられるのが立食ビュッフェです。会費制結婚式を安く済ませたいなら、立食ビュッフェに対応した、レストランなどの会場を選ぶのがおすすめ。ゲストの会費を1万円以内に抑えることも可能です。

ただし、ゲストに年配の方や子供など、椅子が必要な場合は、数席用意できるかなど、配慮もしましょう。

会場の割引を利用する

会場の割引を利用する

会費制結婚式の会場代を抑えるなら、会場が安い日を狙ったり、割引キャンペーンを利用したりするのがおすすめです。式場によってさまざまなキャンペーンがありますが、例として以下のような割引があります。

・夏や冬の季節限定割引
・大安の日を避け、仏滅割引を利用
・会場独自のキャンペーン
・直前割引

開催の季節や日にちにこだわりがないなら、検討してみましょう。

Web招待状を利用する

先述の通り、会費制結婚式でも招待状は送る必要があり、特に紙の招待状は準備するモノが多く、費用も手間もかかります。

一方で、Web招待状サービス「Weddingday」では、簡単にWeb招待状が作成可能。紙の招待状や返信用はがき、慶事用切手などを用意する必要はありません。

作り方は、あらかじめ用意された項目に、日時や場所などを入力するだけ。招待状タイプは「会費制または二次会」も選択できます。また、会費は事前クレジット払いを選択できるのも大きなメリット。お金の管理が簡単になり、受付もスムーズです。

ページが作成できたら、LINE・SNS・メールなどで共有しましょう。ゲストはURLから出欠の回答をするだけで、返信はがきを書いて送る手間もかかりません。

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会費制結婚式の当日の流れ!

会費制結婚式の当日の流れ!

結婚式は会場によって午前~昼開催(11~12時開始)、夜開催(18~19時開始)など、時間割が異なります。

会費制結婚式は、目上や親族が多くコース料理を出す着席型のパーティーなら昼間開催、友人を中心にカジュアルな立食パーティーで行う場合は夕方~夜開催が適しています。所要時間は約2~3時間が一般的です。

今回は、昼間開催の会費制結婚パーティーのタイムテーブルの一例をご紹介します。

・11:30 新郎新婦が入場し、司会者が開宴の挨拶および新郎新婦のスピーチ
・12:00 友人代表スピーチおよびゲスト代表による乾杯の挨拶
・12:15 ケーキ入刀とファーストバイト
・12:30 新郎新婦やゲストが用意した演出(ゲームや余興など)
・13:00 写真撮影
・13:30 新郎新婦による謝辞、新郎新婦退場
・14:00 ゲストの見送り(プチギフトがある場合は渡す)

ゲストが楽しめるよう、自由にアレンジを加えてよい結婚式を作り上げましょう。

会費制結婚式についてよくある質問

ゲストは会費をご祝儀袋に入れる必要アリ?

ゲストは会費をご祝儀袋に入れる必要アリ?

会費制結婚式では、会費と別にご祝儀を用意する必要はありません。また、当日会費をいただく場合、ゲスト側は会費を入れるためにご祝儀袋や新札を用意する必要もありません。

逆にご祝儀袋や封筒などにお金を入れて渡すと、受付でご祝儀袋からお金を出して金額を確認する必要があるため、手間が生じてしまいます。そのため、直接お釣りがないように受付で渡す、もしくはWeb招待状で事前にクレジットカードで決済しておくのがベターです。

新郎新婦は、招待状に「ご祝儀は辞退させていただきます」などの一文を添えるなど、配慮をするとよいでしょう。

当日の服装は?

当日の服装は?

会費制結婚式に呼ばれたゲストの当日の服装は、通常の結婚式と同じように、フォーマルで参加するのがベターです。

ただし、招待状に「平服でお越しください」などドレスコードが指定されている場合は、指定された服装で行きましょう。平服は、フォーマルほどかしこまらなくてよいものの、ある程度かしこまった服装(ドレスやスーツ)であることは必要です。

新郎新婦側は、ドレスコードについても招待状に分かりやすく書いておくと、ゲストも安心できます。

結婚式の服装については、以下の記事を参考にしてみてください。

参考:結婚式のお呼ばれドレスやワンピースのマナー。どんな服装で行けば正解?

ゲストに満足してもらえる会費制結婚式にしよう

一般的な披露宴よりも、アレンジが自在で自分たちの好きな結婚式のスタイルが叶う「会費制結婚式」。ゲスト側もご祝儀より安く済ませられるうえ、新郎新婦もお金の管理がしやすいなどさまざまなメリットがあります。

ただ費用を安くすることだけを考えるのではなく、ゲストの満足度も考慮しながら、最高の結婚式にしましょう。

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