結婚式準備のために手書きでアイデアを残し、打ち合わせの際に役立てられる「ウェディングノート」。新婦が着たいウェディングドレスや新郎新婦の叶えたい式のテーマなど、希望を書き留めておける便利なアイテムです。
しかし、どんなことを書けばよいのか分からない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ウェディングノートの作り方を解説。おすすめの市販ノートやアプリなどもご紹介するので、結婚式を挙げる予定がある方は参考にしてみてください。
ウェディングノートとは、結婚式準備にあたって新郎新婦がやりたいことやToDoリストなどをまとめておくノートのこと。市販されている普通のノートを使うのもよいですが、専用のノートが販売されているところもあります。
具体的な項目は
・ToDoリスト
・結婚式までのスケジュール
・結婚式で叶えたいテーマ
・新婦が着たいウェディングドレス
・ウェディングプランナーとの打ち合わせのメモ
などを自由に記入。また、結婚式準備の内容や、そのときあった出来事などを書き留めておき、後から振り返って思い出に浸る日記のような役割もあります。
結婚式準備では決めることがたくさんあり、打ち合わせで新郎新婦の希望をしっかり伝えなくてはなりません。事前にウェディングノートに担当者へ伝えたいことを書き留めておき、打ち合わせ時にさっと開けるのが大きなメリットです。
結婚式に関することが1冊にまとまっているため、スマホやパソコンなどのデジタル機器より確認が早くできるのもポイントです。
以前考えた内容も確認しやすく、自分たちが叶えたい結婚式イメージのブレがなくなり、結婚式で統一感を出すことが可能。また、イメージも担当者に共有しやすく、新郎新婦が希望する結婚式を叶えやすくなります。
準備期間に新郎新婦で頑張って作り上げ、ずっと2人に寄り添っていたウェディングノート。結婚式準備に役立つだけでなく、挙式後も結婚式の準備記録として思い出に残せるメリットもあります。
結婚式の写真やムービーなどと同じように、記念日の際などに見返せる、一生の宝物となること間違いありません。
ウェディングノートを作るにあたって必須で盛り込みたいのが、ToDoリスト。結婚式までは準備することやモノがたくさんあるため、事前にToDoリストを作っておきましょう。
具体的に結婚式準備で、ToDoリストに盛り込む内容は以下の通りです。
・ブライダルフェアや相談カウンターなどに行く
・結婚式の予算などお金周りのことを決定する
・式場見学に行き、式場や日取りを決定する
・ドレスや和装など、衣装や小物周りのことを決める
・親戚や職場、友人などに結婚報告をする
・結婚式に招待するゲストを決定し、リストアップする
・会場の演出や装飾を準備する
・プロフィールムービーなどを準備する
・前撮りや後撮りの手配をする
・招待状を作り発送する
・主賓挨拶やスピーチ、余興などの依頼をする
・婚礼料理やケーキなどを手配する
・引き出物などを決定する
・ブライダルエステに行く
・花嫁の手紙や新郎謝辞などの原稿作り
・二次会幹事や二次会の会場を探す
ざっくりとした項目ですが、たくさんやることがあるのが分かります。細かく分けるとToDoリストだけで何ページにもわたりますが、漏れがあってはいけないため、何度も見返して作りましょう。
見落としが心配なときは、付箋をウェディングノートに貼ったり、スマホなどのリマインド機能を使ったりと工夫するのがおすすめ。たくさんあったタスクが完了されていくのが見える化できるので、達成感が味わえるメリットもあります。
カレンダーが付いているスケジュール帳をウェディングノートとして使うか、カレンダーを書き込むなどして、結婚式までのスケジュールを書いておきましょう。
具体的には、招待状を送る日と返信期日、結婚式の小物を用意する期日などの締め切りや、打ち合わせの日、ブライダルエステの日といった結婚式に関する予定を書き込んでおくことで、締め切りを忘れる心配が少なくなります。
また、結婚式準備に充てられる時間を把握するためにも、仕事やプライベートの予定などをすべて記入しておくのがおすすめです。
結婚式全体のテーマやイメージについては、あらかじめまとめたページを作っておくと、軸がぶれにくくなります。雑誌を切り抜いたり、Webサイトの気に入った画像を貼り付けたりするとイメージがしやすいのでおすすめです。
Instagramなどで保存しておく手もありますが、スクラップしてウェディングノートに貼り付ける方が全体を見やすくなります。スクラップをした場合は、どのような部分が気に入ったのかなどをメモしておきましょう。
結婚式ではドレスやペーパーアイテムなど決めることがたくさんあり、何回も打ち合わせを重ねることになります。そのため、新郎新婦が思いついたことを自由にメモしたり、打ち合わせの内容をさっと書き留められる、メモページも用意しておきましょう。
打ち合わせで話した内容を忘れないで済むほか、プランナーに新しく出たアイデアを伝えるうえでも便利です。
ウェディングノートに日記や記録をつけていくのもおすすめです。結婚式準備で思ったことや、行ったことなどをせきららに書き込むことで、考えがまとまったり、後から振り返ってよい思い出になったりするメリットがあります。
また、結婚式準備の間、新婚生活の様子を新郎新婦で交換日記のように書き込んでいくことで、より2人の仲も深まること間違いありません。
Evernoteは、ノート・タスク・スケジュールなどをまとめて記録しておけるアプリ。アカウントを同期させれば別端末で共有できるため、新郎新婦間での共有もしやすいのがポイントです。
ビジネス用途に使われることが多いアプリですが、ToDoリストを作れたり、リマインダー設定ができたり、ドキュメントを一括検索できたりとウェディングノートにぴったりの機能が充実。ペーパーレスでウェディングノートをつけたい方におすすめのアプリです。
多くの方が使うメッセージアプリ「LINE」の、トーク内で作れる2人だけの掲示板のような機能。トーク画面上部にある「≡」をタップし、「ノート」をタップすることで作成できます。
ノートへはテキスト・スタンプ・画像・動画・URL・位置情報などを添付して投稿することが可能。投稿にはコメントもできます。
スケジュールやToDoリストなど、ウェディングノートに必要なモノは別途用意しなければなりませんが、結婚式のアイデアなどを2人で共有するのにおすすめです。
結婚式準備用に作られた市販のウェディングノート。月間スケジュールと式前2ヵ月分の週間スケジュールのほか、結婚式のコンセプト決め、費用計算、ドレスのプラン、料理選びなど、結婚式に必要な手順が書かれているのが特徴です。
また、自分の記録や2人の記録などを残しておけるページもあります。結婚式準備で必要なことについて、順を追って書き込んでいけるため、漏れがないのがメリット。自分たちのオリジナルではなく、ある程度テンプレートが決まっているウェディングノートを求める方におすすめです。
ウェディングノートとフェイクダイヤモンドのペンセット。「Bride」の文字と金色の装飾により、スペシャル感を味わえます。
ハードカバーのため丈夫で、中身はハートモチーフのシンプルな罫線です。豪華な表紙と、カスタマイズしやすいシンプルなウェディングノートを求める方におすすめです。
ウェディングノートの作り方は基本的に自由ですが、ToDoリストや結婚式までのスケジュール、結婚式全体のテーマやイメージ、打ち合わせメモ、日記などのページは作っておきましょう。
アプリで管理する手もありますが、基本的には市販のシンプルなノート、専用のウェディングノートなど、紙に手書きで書き込んでいくのがおすすめ。最高の式にするためにも、結婚式を控えている方はぜひウェディングノートを作ってみてください。