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結婚式の演出ライスシャワーとは?使うタイミングや作り方をご紹介

2023.09.12
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結婚式の演出のひとつ「ライスシャワー」。聞いたことはあっても、どんな意味があるのか、具体的にどのように用意すればよいのか分からない方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、結婚式におけるライスシャワーとは何かを解説。また、使うタイミングや作り方、ほかにもおすすめの演出をご紹介します。結婚式の演出で悩んでいる方は参考にしてみてください。

結婚式の演出「ライスシャワー」の意味や由来を解説

ライスシャワーの由来

ライスシャワーの由来

ライスシャワーとは、結婚式を終えて教会から出てきた新郎新婦に、お米をシャワーのように振りかける儀式のこと。キリスト教の儀式と思われがちですが無関係です。

ライスシャワーの由来は、古代ローマで豊かさを象徴し、当時主食だった小麦を投げていたのが始まり。中世ごろには小麦から米に代わります。そして、ヨーロッパへアメリカへと伝わり、日本でも使われるようになりました。

結婚式におけるライスシャワーの意味とは?

結婚式におけるライスシャワーの意味とは?

結婚式で新郎新婦に振りかけるライスシャワーには、新郎新婦の今後の人生の繫栄を祈る意味や、祝福をする意味があります。

また、米は豊穣・繁栄を象徴しているため、「食べ物や生活に困らないように」「子宝に恵まれるように」といった願いを込めた意味も。新郎新婦に振りかけることで2人の幸せを祈ります。

結婚式でライスシャワーを使うタイミング

結婚式でライスシャワーを使うタイミング

結婚式でライスシャワーを投げるタイミングは、結婚式が終わり、新郎新婦が教会の外に出てくるタイミングが一般的です。

結婚式が終わって、ゲストが外に出てきたら、式場のスタッフの方にライスシャワーを配ってもらい、ゲストには待機してもらいます。

悪天候の場合はどのタイミングで、どこでフラワーシャワーをするか、代替案を考えておきましょう。

ライスシャワーの作り方

米とチュールなどの布地を購入する

米とチュールなどの布地を購入する

ライスシャワーは生米をまくのが定番でした。しかし、掃除をするのが大変だったり、鳥などが寄ってきてしまったりするリスクがあります。

最近は、チュールやオーガンジーといった、レース地のきれいな布に少量のお米を包み、リボンなどで絞ったモノを投げるのが一般的。お米に加え、チュールなどレース地の布やリボン、巾着を購入すれば簡単に作れます。

布を選ぶ際は、米が飛び出さないよう、目の細かいモノを選ぶのがポイント。リボンは、シンプルなモノでも、より華やかにするために派手なモノでも構いません。

布を袋状にアレンジする場合は、約5×5cm角に小さくカットしましょう。ライスシャワーの袋1つあたりに入れるお米は、5、6粒が妥当です。米と包んだらリボンで絞るだけ。お米と一緒にスパンコールなどを入れると、より華やかになります。

購入するのもおすすめ

購入するのもおすすめ
By:rakuten.co.jp

ライスシャワーは、既にチュールに包まれたモノがセットで販売しているところもあります。ライスシャワーを結婚式の演出にしたいけれど、忙しくて作る暇がないという方におすすめ。

こちらの製品は、パステルのピンク・イエロー・ブルー・ホワイトと、カラフルなチュールレースに包まれたモノが100個入っています。

結婚式の演出でライスシャワーをするときの注意点

式場に確認を取っておく

式場に確認を取っておく

演出でライスシャワーをしたい場合は、あらかじめ会場に確認しておきましょう。布に包んだモノならOKの式場もあれば、生米をそのまままくのはNGの式場もあります。

人前式以外で、教会式や神前式の場合も、会場の許可さえおりればライスシャワーを行うことは可能。ただし、持ち込み料やオプション料金がかかる場合もあります。ウェディングプランナーへ忘れずに相談しておきましょう。

ライスシャワーに抵抗があるゲストに配慮をする

ライスシャワーに抵抗があるゲストに配慮をする

式場がOKでも、ゲストのなかには、「お米ひと粒に7人の神様がいる」という言い伝えの通り、食べ物であるお米を投げるライスシャワー自体に抵抗がある方や、もったいないと思う方もいるでしょう。

演出でライスシャワーを考えている場合は、お米を投げる理由をゲストに説明しておくほか、ときには演出の代替策を練る必要も出てきます。

ライスシャワーを行う前にゲストへの心配りを忘れない

ライスシャワーに抵抗があるゲストに配慮をする

ライスシャワーを行うにあたって、新郎新婦はゲストのことを一番に考えなければなりません。ゲストから気持ちよく祝ってもらうためにも、心配りは忘れないようにしましょう。

たとえば、ライスシャワーは強く当たると痛い場合があり、ほかのゲストも危ないため、特に小さい子供には優しく投げてもらうよう注意してもらう必要があります。

また、真夏や真冬などは、ゲストが長時間屋外で待たないように式場担当者と打ち合わせておくなどの配慮が必要。事前に屋外でライスシャワーがあることを伝えておくほか、冬はカイロを配るなどの対策ができます。

ライスシャワーに代わる結婚式でおすすめの演出

フラワーシャワー

フラワーシャワーはライスシャワーと並ぶ、結婚式では定番の人気を誇る演出です。教会から出てきた新郎新婦に向けて、本物の花びら、もしくは造花をまきます。華やかで写真に映えやすいのがメリットです。

フラワーシャワーには花の香りで、周囲を清め、災難や幸せをねたむ悪魔などから新郎新婦を守る意味があります。

バブルシャワー(しゃぼん玉)

シャボン玉を飛ばし、新郎新婦を祝福するのがバブルシャワー。光がよく当たる場所で飛ばすと、シャボン玉が反射し、きれいに見えます。

子供連れのゲストも楽しみやすかったり、ゴミが出にくかったりするのがメリット。式場への入場時、ケーキ入刀時など、さまざまな場所で使えるおすすめの演出方法です。

リボンシャワー

文字通り、式場から出てきた新郎新婦にリボンを振りかけるのがリボンシャワー。おしゃれな演出として注目度が高まっています。

華やかで写真映えもしやすいほか、ちょうちょ結びのリボンには「縁結び」の意味もあり、縁起もよいのがポイント。かわいいモノや新鮮なアイデアが好きな方におすすめの演出方法です。

コンフェッティシャワー

コンフェッティとは「紙吹雪」のこと。つまり、コンフェッティシャワーは、紙吹雪をまく演出方法で、最近人気が高まっている演出のひとつです。

紙吹雪とひとくちにいっても、丸・ハート・星・リーフなどさまざまな形があるのが特徴。羽など異素材を混ぜることもあります。また、紙吹雪にメッセージをプリントしておくのもひとつの手。プチサプライズにゲストも喜んでくれること間違いなしです。

手でまくだけでなく、クラッカータイプやバルーンタイプなど、まき方にバリエーションがあります。

バルーンシャワー

バルーンシャワーは、挙式の退場時に、天井からバルーンをふらせる演出方法。新郎新婦だけでなく、ゲスト全員の上にもふらせられるのがポイントです。

特に天井の高い式場でバルーンシャワーをすると、迫力満点で盛り上がります。ただし、バルーンシャワーができる式場は限られており、披露宴で用いられるのが一般的。風船を使った演出では、風船を解き放つバルーンリリースなども人気です。

折り鶴シャワー

神前式・仏前式など、和装婚で用いやすいのが折り鶴シャワーです。折り鶴には、平和・長寿といった意味があり、縁起も〇。ゲスト1人あたり5~10羽が妥当な数です。

色とりどりの折り紙を使って、華やかさをアップさせるのがコツ。折る時間がない場合は、ネットで折り鶴を購入することも可能です。

結婚式の演出「ライスシャワー」には祝福や人生の繁栄の意味がある

結婚式におけるライスシャワーは、新郎新婦の今後の人生の繁栄を祈り、子宝に恵まれるように、食べ物に困らないようにとふりかける縁起のよい演出です。

お米を5、6粒チュールに包み、手作りするとより華やかに仕上がります。お米を投げることに抵抗がある方には、フラワーシャワーやバルーンシャワー、リボンシャワーなど、さまざまな〇〇シャワーがあります。好みや式のイメージに合わせて演出を考えてみてください。